帰省のときの交通費を安くする

帰省のときの交通費を安くする

遠くで暮らす親の介護をするには、やはり定期的に帰省しなければなりません。

親の要介護度などによっても異なりますが、一般的に普段はデイサービスや訪問介護を利用し、自分の仕事が休みのときに帰省するのがいいでしょう。

月に1回の人もいれば、年に数回、中には毎週帰っているという人もいます。

その距離にもよりますが、新幹線や飛行機を使うこともあるでしょう。

そのときに問題になるのが交通費です。

経済的に余裕のある人なら、グリーン車やビジネスクラスでゆっくり帰ることもできますが、そのような恵まれた人はこのブログに目は止まりません。

少しでも安くしたいところです。

最近では高速バスが全国の主要都市を走っています。

東京の新宿には、巨大な高速バスターミナル・バスタ新宿が営業を開始しました。

中には、夜行バスを利用する人もいて、仕事が終わった金曜日の夜に東京をたち、翌朝には地元に着きますから、時間が有効に使えるというわけです。

豪華なシートにもかかわらず、料金も新幹線や飛行機より安く設定されています。

一般的には、バスの中で一泊するわけですが、どうしても眠れないという人もいますから、その場合、翌日の体調に影響が出るかもしれません。

帰省するだけで疲れてしまい、介護に支障が出てしまっては意味がありませんし、何より長期にわたって続けることが大切ですから、その観点から判断してください。

飛行機の場合、介護割引があります。

親を介護していることを証明する書類や介護保険証などがあれば利用可能です。

搭乗日の数日前に予約する早期割引ほどの値引きはありませんが、早期割引ではできない便の変更や当日予約もできます。

親の状態の変化によって、急遽帰省しなければならなくなったときにも利用できるのが便利なところです。

全日空や日本航空などだけではなく、スターフライヤーやソラシドエアなどのLCCでもこのサービスを実施しています。

一般的な航空料金でいえば、LCCを選ぶといいでしょう。

LCCとはローコストキャリアの略で、機内サービスを簡素化する代わりに、低価格を実現している航空会社です。

国内便では、長時間といっても2時間を超えることは多くはありません。

足元の狭さやシートの座り心地などに大手航空会社との差はあるものの、それくらいならLCCで十分といえるでしょう。

一度や二度の帰省ではなく、長期にわたる料金の合計額で比較した場合、やはりLCCの安さは魅力的です。

交通費は誰が負担するかという問題ですが、これは介護費用に含まれますから、やはり親に出してもらいましょう。

いくら子どもであっても、もはや大の大人になったのだから、交通費くらいは自分で払いたいと考える人もいますが、親は親で申し訳ないという気持ちをもっていることは否定できません。

子どもに払ってもらうことが、精神的な負担になることもあります。

遠距離介護は長期戦を覚悟しなければなりません。

そう考えれば、無理は禁物です。

もし、親に経済的な余裕があるなら、これも親孝行のひとつだと思って、ここは親に甘えましょう。

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