本部への質問はより積極的に!

本部への質問はより積極的に!

フランチャイズ本部を選ぶ際、まず数社にパンフレットを請求し、その中から気に入った本部があれば、先方を訪ねて疑問点を質問することをお勧めしました。

そのときには事前にしっかりとした準備をしていくことも説明しました。

これは本部が主張していることに対する検証という意味合いがありました。

本部が宣伝していることを鵜呑みにしていると、もし、その通りにならなかったときは、「話が違う」となってしまい、トラブルになってしまうからです。

トラブル防止だけではなく、何より独立開業が失敗に終わることにもなりかねません。

ここでは、さらに大切なことを述べておきましょう。

再び売上に関する例をあげてみます。

例えば、パンフレットに「開業からおよそ6カ月で黒字になります」とあった場合、その根拠を尋ねるだけでなく、あなた自身の想定や希望もぶつけてみてはどうでしょうか。

もし、あなたが6カ月で黒字になるのは遅いと考えていて、3カ月で黒字化したければ、「パンフレットには6カ月で黒字になると書いてありますが、3カ月にするにはどうすればいいでしょうか」と質問するのです。

もしくは、「3カ月で黒字化することは可能ですか」「3カ月で黒字化するには、どのようにすればいいですか」と。

これによって、本部や担当者のサポート力をはかることができます。

独立開業を成功させるには、あなた自身の努力がもっとも重要な要素になりますが、フランチャイズの場合、本部のサポート力も大きな要素のひとつです。

もし、目から鱗が落ちるような画期的で具体的な方法を提示できる本部や担当者なら、あなたも安心して経営に邁進できるでしょう。

本部や担当者を試す意味でも、この種の質問をする価値はあります。

ちなみに、これらの質疑応答で、他の加盟店の例や加盟店の平均的な数字が出てくることもありますが、これらはあくまで本部の状態をみるうえでの参考にしかなりません。

他の加盟店が成功したからといって、あなたが成功するとは限らないからです。

予備校がパンフレットなどで発表している合格者数と同じで、いくら東大の合格者数が多くても、あなたが東大に行くためには努力しかありません。

成功している加盟店が多かったり、平均的な売上高が高かったりすれば、その本部のビジネスモデルが効果を発揮している証拠のひとつになりますが、成功のカギはあくまであなたの努力にかかっています。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です