スクール通学のメリットは?
スクール通学のメリットは?
資格試験の勉強をするとき、スクールに通学するか、スクールの授業を録画、録音したDVDやCDを用いるか、通信教育を受けるか、もしくは完全な独学をするか、まずその勉強スタイルを決めなければなりません。
誰もが思い浮かべるのがスクールへの通学です。
介護が職業としても注目されるようになり、介護資格を取得するためのスクールも数多くあります。
スクールに通学して勉強するうえでの最大のメリットは、何といっても授業で疑問があれば、すぐに講師に質問できることです。
どんな分野であっても、例えば、本を読んでその内容のすべてを理解できる人はそうはいません。
どうしても疑問が沸いてきます。
そんなときに独学や通信教育などでは、質問できる人がそばにいないため、簡単に疑問は解消されません。
やはり疑問に答えてくれる講師が身近にいてくれるのは、資格試験を目指す者にとってありがたいことです。
おかしなもので、授業を録画、録音したDVDやCDなどで自習するよりも、講師と対面して講義を聞いたほうが、頭に入るという人は少なくありません。
また、DVDなどによる自習では、自分自身のペースで勉強できるという反面、「今日はサボりたい」と思えば、パスすることができます。
たとえ、DVDを見ていたとしても、ボーッと眺めているだけで、ほとんど頭に入っていないということもあるでしょう。
それが続くと、しばらく勉強しない状態が続くことと何ら変わりありません。
通学ならば、カリキュラムは決まっていますから、無理してでも出席しようとするでしょう。
欠席すれば、その部分がわからなくなりますし、何より授業料が勿体ない。
さらに、資格試験や受験勉強には、いわゆる“同志”が必要です。
仲間といってもいいでしょう。
仲間との交流があれば、情報交換ができますし、刺激にもなり、仲間がいたから、最後まで乗り越えられたという人もいます。
ひとりで勉強するのは不安だという人は、仲間との出会いがあるスクール通学を選んではどうでしょう。
さらに、カウンセリングなどのサポートや自習室を完備しているスクールもあり、それらも通学のメリットとなります。
また、情報交換は仲間とするだけではありません。
介護保険制度は定期的に改訂されてきました。
その内容は当然、試験にも反映されます。
この最新情報を知っているか、理解しているか否かで合否に差が出るといっても過言ではありません。
スクールではそういった情報をいち早く把握し、授業や模試などに取り入れており、これらを漏らさず学べるのもスクール通学のメリットのひとつです。
逆に、デメリットは何でしょうか。
通学するとなると、決められた曜日の決められた時間にスクールに行かなければなりません。
仕事をもっている人にとっては、スケジュールの調整が必要です。
平日の夜のコースを選んだ場合、仕事が終わって疲れた状態で授業を受けるのはたいへんかもしれません。
9時から5時というように、1日のルーチンワークに変わりがない人には大丈夫かもしれませんが、残業の多い人や時間に不規則な仕事をしている人にとっては、無理のないカリキュラムを選ぶ必要があります。
介護の資格は数多くの種類がありますから、受講期間や授業料もさまざまですが、介護福祉士を例にとれば、短期のコースで1~1.5カ月、長期になると半年くらいです。
授業料も前者が3万~7万円、後者が20万円ほど。
期間を無料で延長できるスクールもあります。