独学でチャレンジするには

独学でチャレンジするには

他の資格試験と同じように、介護の資格試験であっても独学でチャレンジする人はいますし、もちろんそれで合格することは決して難しいことではありません。

ゴルフを例にとると、タレントの明石家さんまさんは「他人から教えてもらうのが嫌い」だそうで、これまでプロなどから教わった経験はないそうです。

「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれた田中角栄元首相は、党の幹事長に就任したとき、政治家としてゴルフをする必要性に迫られました。

もともと「あんな貴族がするようなものは俺の性に合わない」と嫌っていたゴルフでしたが、「ありったけのゴルフの本を買ってこい」と秘書に命令して、ひと晩でそれらを読破し、翌日にはコースをまわったというエピソードが残っています。

そして、最終的に田中はハンデ10というそれなりの腕前になりました。

さて、独学の最大のメリットは費用がかからないことです。

ただし、参考書と問題集を購入する際の費用は考えておいたほうがいいでしょう。

それでもお金は使いたくないという人は、参考書に書いてあるような内容はホームページで紹介されていますし、過去の問題などもネット上に公開されています。

参考書や問題集は手元にあったほうが使いやすいと思いますが、デジタルデータでも何ら変わりなく使えるという人は、ネットで完結させることは可能です。

勉強が自分のペースで進められることもメリットになります。

仕事をもっている人の中には、仕事の時間が不規則でスクールには通えないという人もいるでしょう。

そのような人は、独学か通信教育しか方法はありません。

一方、デメリットは、同じ志をもつ仲間ができないことです。

仲間が頑張っていれば、自分も頑張らなければと思い、仲間との交流は刺激になります。

仲間がいなければ、試験に関する情報交換もできません。

資格試験において試験に関する情報は重要です。

自分ひとりで収集する情報には限りがあります。

仲間との交流で、意外な情報を得ることも珍しくありません。

しかも、ここで知り合った人たちは、将来、同じ介護業界で働くことになります。

そのときの大切な人脈になるわけです。

大学受験でもいえることですが、予備校で知り合った友人とは、苦楽をともにするわけですから、受験が終わってからも一生の付き合いをするということはよくあります。

問題は、独学をすると、誰にも教えてもらわない、教えてもらえないことになるわけです。

もともと人から教わることが嫌いという人がいます。

こういった人は仕方がありません。

これまでの試験、例えば、大学受験や他の資格試験も独学だった、しかもそれで合格したという人は問題ありません。

では、介護の資格試験は、教えてもらわなかったとしても、理解できるものでしょうか。

これも人それぞれだと思います。

難易度はそれぞれの試験によって異なりますが、いわゆる難関試験ではありません。

コツコツと努力さえすれば、十分に合格できるレベルのものがほとんどです。

よって、独学も可能だと思います。

もし、迷っているなら、本屋さんへ行って参考書を立ち読みしてみてください。

いくつかの項目を読んでみて、比較的容易に理解できるか、専門用語が多くて簡単には理解できそうにないか。

もし、それほど難しくないと感じれば独学は可能です。

独学ではそれほど費用はかかりません。

挫折したら、それからスクールに通うという方法に方向転換すればいいのですから。

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